大きな特徴は3つ
神経毒性
昆虫の神経経路を異常にして殺す農薬
浸透性
野菜や果物の中に浸透して果実や茎、葉、根を食害する害虫を殺す
残効性
無味無臭、そして殺虫効果が長く続くので農薬散布の回数を減らすことができる
・有機リン系農薬の危険性が大きく取り上げられた1990年代から使われるようになった
・害虫だけを殺す「夢の農薬」として急激に使用量が増えている
・ネオニコチノイド系農薬は、作物の内部に浸透しているので、表面を水で洗っても落ちない
・内部に溜まった農薬は1~2ヶ月で分解して害虫以外には無害と言われている
・Neonicotinoid は、ニコチン様物質を意味する
・天然物であるニコチン、ニコチノイドを元に毒性を低減すべく開発された
・ネオニコチノイド系農薬の容器には「注意書き」として「ミツバチやカイコを飼っている場所では使用しないこと」と記載されている
・水溶性なので土壌深く汚染し、蓄積する
・イミダクロプリド
商品名=アドマイヤー、メリット
主に野菜の長期的防除に使用
・アセタミプリド
商品名=モスピラン、マツグリーン、イールダーSG、アリベル
主に松枯れ対策・シロアリ駆除に使用
・ジノテフラン
商品名=スタークル
主に稲のカメムシ防除やシロアリ駆除に使用
・チアメトキサム
商品名=アクタラ
主に野菜につくアブラムシなどの防除に使用
・ニテンピラム
商品名=ベストガード
主に稲のウンカ、野菜のアブラムシ、動物用医薬品などに使用
・クロチアニジン
商品名=ダントツ
主に稲のカメムシ防除などに使用